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勘定科目 「仕入」

これが重要!

 

三分法※を採用している場合の、商品の購入時に計上される勘定科目。

 

※三分法:仕入、売上、繰越商品という3つの勘定に分けて商品売買を記帳する方法

 

決算整理を終えた後の仕入勘定は売上原価を意味する。

仕入が費用である理由

本日は、商品売買でお馴染みの「仕入」について確認していきましょう。

 

僕が日商簿記検定3級の勉強を始めた時に、最初に違和感を感じたのが下記の取引を学習した時でした。

 

商品を100円で購入し、代金は現金で支払った。

 

(借方) 仕入  100  (貸方) 現金  100

 

簿記の最初に学習する、ごく基本的な会計処理です。

 

この取引に感じた違和感。それが、

 

商品を買ってきたんだから(借方)仕入 は良いとしても、その仕入は資産ではないのか?

 

という点でした。

 

商品売買の前に、多くの人は貸借対照表に計上される資産は物理的形態を有する財貨(=目に見える価値あるもの)ということを学んでいるはずです。(それは例外なく僕もです。)

 

だったら、目に見える価値ある商品を買ってきたんだからこれは資産でしょ。

 

と思っていたわけです。

 

だから、商品購入時に費用計上するのはおかしい。

 

これが僕が感じた違和感でした。

 

そこで、このような疑問をお持ちの方のために、僕が分かりやすく仕入が費用である理由をこれからご説明します!

 

 

仕入が費用である最大の理由

 

それは

 

商品は売ることを前提に仕入れて来ているのだ。

 

という、ごくごく当たり前の発想から答えを導くことができます。

 

どういうことか?

 

ここでは、とある企業(3月決算)の資材担当者の気持ちになって考えてみましょう。

 

A社の資材担当者B氏は毎月のC商品の発注を一任されています。

 

C商品は毎月安定的な需要があるため、1月単位で約100個の商品を注文しています。

 

仕入とほぼ同数が販売されたと考えると1年単位で・・・

 

仕入1,200個
販売1,200個

 

という状況になります。

 

3月になって、B氏は翌月の販売予測を前提に期末在庫を保有するはずです。

 

期末在庫を安全余裕分として確保しなければ、4月の頭に大量の注文があった場合、販売機会損失が生まれるからです。

 

一般的に期末在庫は翌月販売予定数量の10%〜50%を確保しておくべき

 

というのが目安の指標になりますので、ここでは期末在庫は100個×50%=50個と仮定します。

 

この50個を追加仕入するわけですので、年間の在庫の状況は下記のようになります。

 

仕入1,250個
販売1,000個
在庫   50個

 

さて、ここから何が読み取れるか?

 

それは、仕入れた商品の大半がその期の販売を通じて費用になっているという事実です。

 

だったら、仕入れた時には1,250個を仕入(費用)で処理しておいて、
期末になった段階で在庫50個を繰越商品(資産)に振替える(=バトンタッチ)してあげる方が、会計処理としてはシンプルで簡単なのです。

 

商業簿記は商品売買業(商社を中心とした卸売業、百貨店、コンビニや商店を中心とした小売業を営む企業に適用される簿記ですから、売ることを前提に仕入をするわけで、販売時に仕入コストは費用となる以上、仕入れの段階から費用にしておくべきなのです。

 

つまり、

 

販売時の費用処理を見越して、購入時に費用処理をしておく。

 

すると、期末に未販売の在庫分だけを計算し、これを資産に計上すれば良いのです。

 

この期末の在庫数を把握する手続きこそが「棚卸し」なのです。

 

棚卸しという言葉を聞いたことはあると思います。

 

本日は棚卸のため、営業時間は18時で終了します。
明日は棚卸のため、お店は休ませていただきます。

 

みたいな。

 

多くの企業が棚卸しをしているのは、三分法で処理していることの表れとも言えます。

 

それだけ多くの企業が採用しているからこそ、三分法の会計処理は重要なのです。

 

ゆえに、受験簿記上、問題文に指示がなかったら三分法で処理します。

 

これは、隠れた受験業界の前提ですので、お忘れのなきよう!

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